FROZEN考察ブログ

映画FROZEN(アナと雪の女王)の考察ブログ

エルサの力が「氷」と「時間」そして「命」に関わっているように見える理由

エルサが一作目で見せたのは、国を凍らせ、解凍する力でした。
エルサは一国を冷凍して保存できることを示しめしました。
そしてラストには「解凍」をコントロールするスキルも手に入れています・・・準備はもう整ったのかもれません。

エルサの「解凍」は、ただ「冷凍」されたものを解かすだけではありません。
壊れた船は壊れる前の時点の元の姿まで戻っています。
エルサの「解凍」は「復元と再生」を意味しているのです。
また、エルサは時間を巻き戻しているわけではないように思えます。
時間は経過していますが、その中で「保存したものを保存した状態で復元できる」のではないでしょうか。
これは一見時間を戻しているようですが、決定的に異なります。
それはつまり然るべき時が来るまで「保存した状態」で待てるということ意味しているからです。

アナが死んだとハンスに告げられたとき、世界が止まったように見えるのは
「エルサがrecord(記録)するのを止めた」
からではないでしょうか。
アナがいなくなった世界、つまり、記録する意味が世界になくなってしまったために、保存が停止してしまったのだと思います。

エルサはおそらく自動的に世界のバックアップを取っているのではないでしょうか。
そしてそれらを元に戻したり、他の入れ物(例えばオラフ)に転送して再生したりできます。
これが「命」を生み出しているように見えるのではないでしょうか。

「コードを書き込んだから復元できる」というのは、シュガー・ラッシュ:オンラインでも示されていました。
パビーが言う「頭は簡単に書き換えられるが心は書き換えられない」というのも、保存された記憶(データ)の改ざんの話です。

エルサが世界の記録を取っているなら、全てのIDがエルサに包括されおり、全てのものはエルサに内包されているということになります。
エルサがこの自分の力の真相に気づき、その真実を受け入れるということが、NOKKが試す「神としての資質」なのではないでしょうか・・・
エルサはこの「力」を与えられたがゆえに「生けるものよりも偉大な存在」と表現されているのだと思います。