FROZEN考察ブログ

映画FROZEN(アナと雪の女王)の考察ブログ

2019/6/1時点でのFROZEN2予想

2019/6/1時点で知りえた情報を元にFROZEN2の予想を書きました。
人によっては受け付けられない内容と思われるため、自己責任でお読みください。
FROZEN2は非常に衝撃的で歴史的な作品になることが予想されます。
事前に心構えを共有しておいた方がいいだろうと思われる方はお読み下さい。
また公開前のトイ・ストーリー4の予想(一部はネタバレと言っていいかもしれません)を含みます。 
あくまでも個人の予想であり、実際の結末は全く違う場合もあります。ご了承下さい。 



 




では、いきます。 



アナ1人を残して、他の主要キャラクターは「消える」と思われます。※オラフのみ現時点では微妙です。 
直接的な「死」の描写を入れてくるかはわかりませんが、おそらくアナ1人しか残らないと予想されます。 

 


現在リークされている情報(フェイクの可能性もありますが、本物と考えて今回は書きます) 

FROZEN(一作目)からある程度の時間が経過している。(具体的な年数は現時点では不明) 
エルサは国民から受け入れられ、よき女王として忙しく務めを果たしている。 
しかし内心、自分がなぜ「力」を持って生まれたのか疑問を抱いている。 
いにしえの魔法が再び目を覚ましたとき、エルサの好奇心は行動へ移る。 
そしてエルサの愛するアレンデールのすべて(の人々)に脅威が迫る。 
エルサは強制的に敵のテリトリーの奥深くで「力」の限界を試される。 
旅にしたがうにつれ、エルサは自らが生きるはずだった人生を発見するが、その際に自分自身を含むすべてを失う危険を冒す。 

アナはアレンデールが安全で、家族が幸せで、決してまたひとりにならない限りは大丈夫だと思っている。 
しかし人生は時に最悪の恐れが現実となり、たったひとりで、自分自身を救わなくてはいけないことがある。 
アナの旅は我々に、いかにして諦めないか、絶望的なときでもいかに強くあるべきかを教えてくれる。 

ここでエルサの限界を試すのはthe NOKKと呼ばれる水の精霊と思われます。 
結果的にエルサはNOKKに「相応しい」と判断されるようです。 


〈エルサは死んでしまうのか〉

正直「死んでしまう」のかは微妙なところかもしれません。 
なにせこの作品のタイトルは「FROZEN」です。 
そしてエルサの説明には 
《larger than life(生ける者よりも大いなる者)》 
と書かれています。 
今までにリークされたビジュアルでは、エルサ、クリストフ、スヴェン、オラフが同じ方角を向いているのに対し、アナだけが常に私たちの方を向いています。 
静止画ではわかりませんでしたが、先日公開された短い動画では、エルサにはアナの姿が見えているのにアナには見えていない様子がうかがえます。 
またTHE ART OF FROZENⅡの表紙では、エルサと思われる人物(ただし白いシルエットのためアナの可能性も捨てきれません)がひとりで氷の空間に佇んでいます。(一作目の時は姉妹が正面を向いたアップでした) 
これは門(Gate)なのか扉(Door)なのかわかりませんが、私たちはこの表紙を「開く」ことでしかその先を知ることができません。 
エルサは「その先」へいってしまうのでしょうか・・・ 



〈エルサは「神」に、アナは「羊飼い」になる〉 

エルサは実体こそなくなってしまいますが、その魂は残り、常にアナに寄り添う(もしかしたらアナの中で共存する)のかもしれません。 
エルサは精霊や神に近しい存在となり、意識体になるのかもしれません。 
これは「モアナ」でタラおばあちゃんの魂がエイの姿としてモアナを導くシーンや、「ベイマックス」での「タダシはここにいます」というセリフで今までも描かれてはきました。 
Disney+という新たなデジタル事業の看板をエルサに背負わせているのは、精神体(ある意味でデジタル情報のような存在)となったエルサが、女王としてそこに君臨することを表しているのかもしれません。 
事実、エルサの新しいドレスはまるで「天国」の住民のような装いです。 

またリーク情報からも、私たちの世界に残るのはおそらくアナと思われます。 
アナは迷える仔羊(私たち)を導く羊飼いのリーダーとして、神(エルサ)と一体となったポジションになるのでしょう。 
この「羊飼い」の文脈は「Olaf’s Frozen Adventure」と「トイ・ストーリー4」にあります。(そしておそらくズートピア2にも持ち込まれると予想されます) 
「Olaf’s Frozen Adventure」では、クリスマスツリーの上にエルサの魔法で作った「星」を飾ります。この星(雪の結晶)は八角形をしていますが、エルサは六角形の雪の結晶しかそれまで作りませんでした。 
クリスマスツリーの八角形の飾りはベツレヘムの星を意味しており「導きのシンボル」です。 
一作目では宗教的意匠を避けてきたFROZENですが、ここでわざわざ八角形の星(Star)を登場させ、二作目で同じ形状の結晶(おそらくこれはコンパスの意味もあります)をメインの意匠に据えているのは、「神」の誕生と、そこへの「導き」を描くためでしょう。 
(オラフがいなくなるかは微妙と書いたのは、オラフがこの星の中心に据えられているからです。オラフはコンパスの中心として、何らかの形で残されるかもしれません) 

またFROZEN2に先立ち公開される「トイ・ストーリー4」でも、メインになるキャラクターのひとりは「羊飼い」のボー・ピープです。 
ボーは迷えるおもちゃたちを救済し、導く役割を担っていると思われます。 
またコンセプトアートの段階で、ボーは「義足」でした。 
しかし本編でその設定がなくなったのは、他のキャラクターと被ってしまうからだと思われます。それがギャビーギャビーです。 
(詳しくはwestergaardさんのブログをお読み下さい。http://ikyosuke.hatenablog.com/entry/2019/05/12/232628 ) 
そしてギャビーギャビーは自分の壊れたボイス・ボックスをウッディのボイス・ボックスと取り替えることができれば、喋ることができるようになるようです。 
ボーの義足、ギャビーギャビーの声帯(ボイス・ボックス)からわかるように、これは「臓器提供」の話でしょう。 
そしてボーとギャビーギャビーがいるアンティークショップの店名は「セカンド・チャンス」といいます。 
この「セカンド・チャンス」には文字通り「持ち主を失ったおもちゃがまた誰かの持ち物になれる」という第二の人生を示す意味もあると思いますが、「誰かが人生を生きる「チャンス」を提供できる」という意味もあるのではないかと私は思っています。 
ウッディがどの道を選ぶか、予想ではなくほぼリリースされているものから答えは出ていますが、それはここでは伏せておきます。 

ボーは陶器の人形です。体の一部を取り替えるというテーマからも、実体とは「器」あるいは「部品」であると捉えることもできます。 
私はトイ・ストーリーシリーズを観ていないので聞いた話ですが、ボーはそれまで割れてしまうことを制作陣から「気を遣われて」あまり冒険には出なかったそうです。 
この扱いに対して、ボーが思うことはあるでしょう。 
「壊れず」に「守られている」ことは、生きているという実感や幸せとイコールなのでしょうか。アラビアのどこかのお姫様も、このあたりの壁は壊してきそうです。 


おそらく先日の動画を観たときに、ここまでは同じ予想をした方々がいると思います。 
ここからはもっと個人的な予想です。 

私は、映画のかなり前半からか、もしかしたら全編を通して、エルサとアナは「会わない」のではないかと思っています。 
ティザーの崖の上の場面でアナはエルサの方に視線をやりますが、あれは「エルサのことが見えている」わけではないかもしれません。 
そう思う根拠はTHE ART OF FROZENⅡに、あの崖にエルサがひとりで立っている絵があるからです。 
アナはエルサの痕跡を追って、しかも「エルサに導かれて」旅をしているのではないかと私は思います。アナの視線は「エルサの気配」(精霊的なエルサ)に向けられているのかもしれませんし、アナを取り巻いている「風」の正体は、エルサの魂の一部ではないかと思っています。 
リークされているビジュアルにも、今出ているコンセプトアートにも(私が見たのは一部ですが)、姉妹の視線が交わったり、触れ合ったりしているものが見当たりません。これは前作(短編を含む)までの作りとは正反対で、明らかに不自然であり、意図的です。 

クリストフやスヴェン(サーミ)そしてパビーたち(精霊)の役割はどうなるのか、正直このあたりはまだよくわかりませんが、サーミのシャーマン「ノアイデ」の方から教えてもらった生死観(世界は精霊界(天国のようなもの)・人間や動物のいる世界・地獄に分かれており、精霊と魂はその世界の間を往き来できる、というもの)は、我々を納得させるために有効かもしれません。 
またクリストフが「死んで」しまって精神的なものになるのかはわかりませんが、アナはひとりで旅をしなくてはいけないことが強調されているので、少なくとも旅には同行しないと思われます。クストフにはクリストフの旅が用意されているのでしょう。 



「FROZEN」というタイトルにはどんな意味があるのでしょうか。 
エルサの「器」と「魂」が切り離されるなら、肉体はどうなるのでしょう。 
アナが行く着く旅路の先には、ナニが、ダレが、待っているのでしょうか。 

とにかくFROZENⅡは、前作を超える衝撃作になりそうです。