正直「死んでしまう」のかは微妙なところかもしれません。 なにせこの作品のタイトルは「FROZEN」です。 そしてエルサの説明には 《larger than life(生ける者よりも大いなる者)》 と書かれています。 今までにリークされたビジュアルでは、エルサ、クリストフ、スヴェン、オラフが同じ方角を向いているのに対し、アナだけが常に私たちの方を向いています。 静止画ではわかりませんでしたが、先日公開された短い動画では、エルサにはアナの姿が見えているのにアナには見えていない様子がうかがえます。 またTHE ART OF FROZENⅡの表紙では、エルサと思われる人物(ただし白いシルエットのためアナの可能性も捨てきれません)がひとりで氷の空間に佇んでいます。(一作目の時は姉妹が正面を向いたアップでした) これは門(Gate)なのか扉(Door)なのかわかりませんが、私たちはこの表紙を「開く」ことでしかその先を知ることができません。 エルサは「その先」へいってしまうのでしょうか・・・
私は、映画のかなり前半からか、もしかしたら全編を通して、エルサとアナは「会わない」のではないかと思っています。 ティザーの崖の上の場面でアナはエルサの方に視線をやりますが、あれは「エルサのことが見えている」わけではないかもしれません。 そう思う根拠はTHE ART OF FROZENⅡに、あの崖にエルサがひとりで立っている絵があるからです。 アナはエルサの痕跡を追って、しかも「エルサに導かれて」旅をしているのではないかと私は思います。アナの視線は「エルサの気配」(精霊的なエルサ)に向けられているのかもしれませんし、アナを取り巻いている「風」の正体は、エルサの魂の一部ではないかと思っています。 リークされているビジュアルにも、今出ているコンセプトアートにも(私が見たのは一部ですが)、姉妹の視線が交わったり、触れ合ったりしているものが見当たりません。これは前作(短編を含む)までの作りとは正反対で、明らかに不自然であり、意図的です。